一方で、ここ数年の勢いに注目すべきは、コットンをはじめとする繊維製品やボディケア製品のオーガニック版である。欧米でも似たような傾向にあるようだが、Bio Fachでも、出展数が毎年のびている分野だ。いま、日本ではこれらの製品にオーガニックの表示規制は存在しない。ゆえに、表示や宣伝はさまざまな方法で行われている。
海外で生産されたものは、当地で最終製品まで第三者によるオーガニック認証をえているものが多いようだ。それらは、オーガニック製品として、そのまま日本国内で販売されている。また、一部では、オーガニック認証原料を輸入し、日本で加工しているものがある。それら業者のパンフレットやホームページをみると“原料のオーガニック認証”を強調している例が多い。オーガニックの良さを伝えてはいるが、加工段階でどの程度有機性を保つための工夫をしているのかはわからない。しかし、ここ2~3年、徐々にではあるが日本国内での加工を行ったものにも第三者によるオーガニック認証が行われるようになってきている。
こうした現象は、1990年代中頃に、食品業界でオーガニックブームが起きた時期に少し似ている。ただ、その頃と大きく違うのは、“第三者認証”そのものが、さほど珍しくなくなっているという点である。繊維製品もボディケア製品も、最終消費者は、オーガニック食品の消費者層と重なる。このためか、顧客(販売店など)から、製品に対しての第三者認証を要求する場面も見受けられる。これからは、製品までオーガニック認証されたものが増加することは間違いない。
| 格付実績報告の集計(2005年4月~2006年3月) | 農林水産省発表から抽出 単位(t) | |||
| 国内産 | (前年比) | 外国産 | (前年比) | |
| 野菜 | 29,107 | (98%) | 79,917 | (127%) |
| 果樹 | 2,222 | (110%) | 67,512 | (601%) |
| 米 | 11,369 | (109%) | 3,171 | (69%) |
| 麦 | 655 | (89%) | 3,634 | (150%) |
| 大豆 | 877 | (137%) | 35,362 | (50%) |
| 冷凍野菜 | 119 | (99%) | 5,047 | (90%) |
| 果実飲料 | 3,037 | (41%) | 2,116 | (117%) |
| 豆腐・納豆 | 79,933 | (115%) | 0 | (前年も0) |
| 味噌・醤油 | 9,881 | (105%) | 579 | (89%) |
| 珈琲豆 | 1,930 | (94%) | 669 | (3,521%) |
| 砂糖 | 0 | (前年も0) | 18,918 | (107%) |