閉じる
WWWを検索 サイト内検索

BioFach Japan » オーガニックについて » 規定 − 規格 − 認証 日本語要約「結論と展望」

規定 − 規格 − 認証 日本語要約「結論と展望」
ニュルンベルクメッセ日本代表 ハインツ・クールマン

「結論と展望」 日本語抄訳

 製品やサービスの品質と安全性を確保するために、様々な規制や基準が多くの国々で確立されてきました。
 多くの基準や個々の法律は健康や食品の安全性に焦点を当てています。同様の内容や、目的を持つその他の規制は、それぞれの地域の条例に基づいています。

 これは有益且つ必要なことではありますが、ナチュラルやオーガニック製品の消費者や生産者にとっては実に紛らわしくもあります。
 本稿は、食品や飲料に関する主要な基準、ラベル、コントロール制度を概観します。これらの中には、ベビーケアー用品、コスメティック、テキスタイル、日常生活の必需品など非食料品に適用されるものもあります。

 消費者が知り合いの有機農場や生産者から食品や他の産品を直接、信頼をベースに、あるいは地域の市場から購入する場合、認証の必要性はほとんどありません。しかし、大都市や外国市場の消費者は、このような直接的な関係を持っていないので、製品の品質を信用できるかどうかを知りたいのです。

 そのために、規制や基準が協会や他の組織によって確立され、いくつかは法制化されました。一般に使われる「ナチュラル」という言葉は、どこの国でも定義されたり、法律で規制されていないので、しばしば不正に使用され、消費者に誤解されています。そこでオーガニック食品や飲料には、初めから認証に対して厳しい基準や要求が確立されました。

 とは言っても、これはベビーケアー用品、コスメティック、テキスタイルなどの有機の非食料品に対してはいまだ同程度には適用されていません。様々な協会や団体によって確かな指針や類似の基準はありますが、法律にはなっていません。

 アジアや日本では、有機製品というと、多くの消費者が食品や飲料と解釈します。しかし、今では、自然化粧品やボディケア用品、サプリメント、オーガニックコットンなどの繊維製品など、非食品群が成長し続け、大きなビジネスチャンスとなっています。

 オーガニックの原材料や加工食品、飲料に加え、上述のノンフード製品は、輸出依存の途上国にとってもビジネスチャンスとなります。その際、焦点となるのが、EUやアメリカ、日本などの輸入国の市場要件をいかに満たすかという点です。有機認定基準は各国ほぼ一定であるものの、各国の法規事項は異なります。2009年からは、改正EU有機基準も施行されました。

 有機運動は大半の先進国とその他の国でしっかりと定着しているものの、アフリカやアジアの途上国ではまだほど遠い状況です。南米の多くの国では早い段階で有機原材料の供給国として、後には加工食品や飲料の供給国として認識し、そのために国際基準に準じた認証を導入するなど多大な努力を払い、急速な進歩を遂げました。

 アフリカやアジアの多くの国々の有機運動は成長し続けていますが、認証制度に関して知識や資金が依然として不足しています。いくつかの国では国がオーガニック基準を確立したところもあり、この最初のステップは、有機農業や産品に対する意識を高揚するメリットはありますが、輸出で利益を稼ぎ出すまでにはなっていません。

 アジア、アフリカ諸国は、オーガニックの原材料や産品の主要供給国としての可能性を持ち、さらに成長するので、非常に厳しい基準や規制をもつ欧米諸国や将来の日本の主要バイヤー/市場は、広い意味でのフェアトレードと供給国の現状に対して特別な配慮を払い、支援するべきでしょう。

 フェアトレードと有機農業は同じルーツを持ち、目指すゴールも近いものがあります。
 ドイツのビオファ2010のテーマは「オーガニック + フェア」です。

ページトップへ戻る