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オーガニックコットンの国際認証と概要
株式会社Control Union Japan 代表取締役 山口 真奈美

1.オーガニックコットンの国際認証とは?

 オーガニックコットンに対する認証基準は、世界中に多数存在するが、国際的基準としてGOTS(Global Organic Textile Standard)とOE(Organic Exchange)の二つの認証を主に紹介しよう。
 まず、オーガニックコットン認証製品は、原綿を栽培する農場で、EUやアメリカやIFOAMなどのオーガニック基準に基づく認証を取得している必要がある。さらに、認証を取得した農場から摘み取られた綿花を紡績し、最終製品が出来るまでに係わる全ての企業・工場が、上記にあるGOTSやOEなどの認証基準に基づいて審査を受け、認証を取得することで、認証製品として最終製品やタグにロゴをつけて販売することが可能となる。

Certification Flow 認証の流れ

Textile認証の全体像

 次に、GOTSとOEの認証の概要や違いとは何かを説明する。

2. GOTS(Global Organic Textile Standard) の概要

 オーガニックテキスタイルについて、世界中に多くの基準が存在しているため、市場や消費者への混乱や国際取引における障壁の問題が起こりうる。2002年にGlobal Organic Textile Standard(GOTS)のInternational Working Group(国際作業部会)が結成され基準の統一へと動き出した。現在は、version2.0が発表されており、ラベリングも含め、運用についても整備されつつある。本部はドイツにある。審査では、オーガニック天然繊維の生産、加工、製造、梱包、ロゴの使用、輸出入そして流通における入荷・保管・出荷時の管理や製造における製品の取り扱いなどについて全てが対象となる。オーガニック天然繊維には、コットン以外にもウール・リネンなどが挙げられる。

 また、具体的にGOTS認証では主に以下の事項が要求され、最終製品にはGOTSロゴをつけることができる。

  • ■ 有機製造方法に関するEUの(EEC)規則に従った有機農法の認証を受けた原料を使用している
  • ■ あるいは、アメリカのUSDA/NOP(米農務省/ナショナル・オーガニック・プログラム)認証を受けた原料を使用している
  • ■ 認証されたオーガニック繊維が70%以上含まれている
  • ■ 製品にはGMO(遺伝子組み換え)技術を使用した材料を含まない
  • ■ 製造および加工は、環境に悪影響を及ばすことの無い状況のもと行なわれている
  • ■ 加工助剤はGOTSの規定に従って使用されている
  • ■ トレーサビリティー(生産履歴の追跡可能性)が保たれている

PROFILE
山口 真奈美(やまぐち まなみ)

 株式会社FEM 代表取締役。株式会社Control Union Japan 代表取締役。 環境・CSRに関する研究・評価・教育及び関連事業の他、2006年からはオランダに本部をおく認証・審査機関Control Union Certificationsの日本支部も担い、森林やオーガニックコットン等の認証審査を手掛ける。2009年6月、株式会社Control Union Japanを設立、代表取締役に就任。他NPO理事等も務める。経済学修士(環境経済学)・学術修士(環境科学)

株式会社 Control Union Japan
〒105-0003 東京都港区西新橋3-19-14 東京建硝ビル7F
Tel: 03-6659-4750 Fax: 03-6368-6403
Mail: info@controlunion.jp URL : http://www.controlunion.jp/

株式会社 FEM
URL : http://www.f-em.jp/

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